病院に到着
救急車が次の病院に止まる。
この辺でかなり大きな総合病院。私は安心感があってありがたいと思った。
到着してしばらくは待合室で待っていた。
先生からの話
そして先生に呼ばれた。
「今非常に危険な状態で、緊急手術になります。通常同意書記入していただいてからになるのですが、急を要するので後程記入していただきますがよろしいですか。」
「お願いします。」
危険な状態?何?どういうこと?え?昨日まで普通だったし、友達ともカラオケいってたやん。
病院も気になったらすぐ行くタイプだったし、血圧だってそこまで高くなかったよ。
常用するような薬もなかったし。
意味が分からず受け入れられない。
でも私は待つしかなく。また待合室で待っていた。その間に父、主人、母の妹、私の職場、乳がん検診のキャンセルの電話(案外冷静だったのかも)をした。
そうしてるうちまたほかの先生がいらっしゃって、ただいま手術中で、執刀医のかわりに簡単に現在の状況の説明をしていただき、同意書にサインをした。
母の病名は
病名は「急性大動脈解離 stanford A」
画像を見せられ、心タンポナーデといって、wikipediaによると”心臓と心臓を覆う心外膜の間に液体が大量に貯留することによって心臓の拍動が阻害された状態である。容易に心不全に移行して死に至るため、早期の解除が必須である。”という状態で非常に危ないと。救急車を呼んでもらって正解でしたよ。と言われた。
一人で受け止めるにはかなりヘビーな内容。やっぱり信じたくない。受け止められない。
手術しても助かるとは限らない。腸に血液が行かないと亡くなる。目覚めた時脳梗塞や腎不全などの合併症があるかもしれない等。全て覚えているわけではないが、家族に伝える為必死で覚えていようと思いながら聞いた。
人口血管置換術の同意書も書いた。
早ければ14時に終わります。遅ければ18時くらいなので、14時くらいにまた来院してもらい、入院窓口から声をかけていただき、ICUに来てくださいとのことだった。
その後父が私を迎えに来て、入院に必要そうなものなどを購入したり、家に取りに帰ったりし14時前に病院に戻り入院手続きをした。